【豊島区お散歩】都会のオアシス「目白庭園」から雑司ヶ谷の歴史を巡る、緑に癒やされる初夏の散策ルート

目白庭園と雑司ヶ谷鬼子母神堂を巡る初夏の散策イメージ 子育て・おでかけ
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はじめに:豊島区・北区周辺の「庭園」といえば?

「東京の北側で緑豊かな美しい庭園を巡ろう」と思ったとき、豊島区単体だとそこまで数が多くないな、と感じる方もいるかもしれません。

少しエリアを広げて隣の北区や文京区あたりまで目を向けると、バラと洋館で有名な「旧古河庭園」や、圧倒的な知名度を誇る「六義園」といった素晴らしい大庭園がいくつもあります。

そんな名園ぞろいのエリアですが、豊島区にも、少し小さめながらぎゅっと魅力が詰まった庭園があります。

それが、今回散策してきた「目白庭園」

池袋からもほど近い都会のど真ん中にありながら、静かに初夏の緑を楽しめるこのオアシスをスタート地点に、和菓子と歴史ある街並みを巡るお散歩に出かけてきました。


1. 都会の喧騒を忘れる美しさ「目白庭園」

まず訪れたのは、目白駅から少し歩いたところにある「目白庭園」
入り口の立派な門をくぐると、美しい日本庭園が広がっていました。

園内は池を中心にぐるりと回れる回遊式庭園になっていて、初夏の青々としたモミジが水面に映り込む景色が本当に綺麗です。

池を覗き込むと、色鮮やかで立派な鯉たちが気持ちよさそうに泳いでいました。透明度が高く、見ているだけで涼やかな気持ちになります。

さらに奥へ進むと、サラサラと音を立てて流れる滝や、風情ある井戸のような水場もあり、どこを切り取っても絵になる空間。都会のど真ん中にいることを忘れてしまうほどの静けさでした。


2. 和菓子屋「寛永堂」でちょっと一息、初夏の味覚をお持ち帰り

庭園をたっぷり散策したあとは、近くにある京都の老舗和菓子屋「寛永堂」へ。

お店に入ると、運よく冷たい黒豆茶と試食用の和菓子をいただくことができました。歩いた体に、香ばしい黒豆茶が優しく染み渡ります。

店内には魅力的なお菓子がたくさん並んでいましたが、初夏らしい「鮎菓子(あゆがし)」「水無月(みなづき)」を購入。家で食べるのが楽しみなお土産ができました。


3. 大銀杏とケヤキ並木に迎えられる「鬼子母神堂」へ

続いて、雑司ヶ谷方面へ足を伸ばし、「雑司ヶ谷 鬼子母神堂(きしもじんどう)」へ参拝に向かいました。

参道の入り口に立つと、まず目に入るのが見上げるほど大きなケヤキの木々。空を覆うように枝を伸ばすこの並木道は、東京都の天然記念物に指定されている由緒あるものです。木漏れ日の中をしばらく歩くだけで、池袋から一駅とは思えないほど空気が変わるのを感じました。

参道を抜けた角には、虎の置物が目を引く老舗のお茶屋さんがあり、ここが鬼子母神大門の入り口の目印になっています。新緑に包まれた街並みと木造の店構えが並ぶ風景は、それだけで時間旅行をしているような気分にさせてくれます。

💡 鬼子母神堂とは?
安産や子育て(こやす)の神様として古くから信仰を集める、東京都指定の重要文化財にも指定されている由緒正しきお堂です。

境内に足を踏み入れると、まず圧倒されるのが本堂正面に掲げられた巨大な扁額。金文字で「鬼子母神」と書かれたその迫力に、思わず足を止めて見上げてしまいました。お堂自体も歴史を感じさせる重厚な造りで、訪れる人を静かに見守ってくれているような威厳があります。

境内には樹齢600〜700年ともいわれる大きな公孫樹(イチョウ)の木、通称「大公孫樹」がそびえており、その存在感には圧倒されるものがあります。長い年月を生きてきた木の太い幹に触れると、なんともいえないパワーをもらえる気がしました。

境内の一角には朱色の鳥居が連なる稲荷の祠もあり、その前には筋骨隆々とした表情豊かな狐の石像(武芳稲荷大明神)が祀られています。鬼子母神堂のおおらかな雰囲気とはひと味違う、力強い守り神の存在も見どころのひとつです。

また、ここ鬼子母神堂の境内には、1781年(天明元年)創業という、日本最古ともいわれる駄菓子屋「上川口屋」があります。現在も13代目の店主が一人で店を切り盛りされていて、店頭には昔懐かしい駄菓子がところ狭しと並ぶ光景は、まさに昭和、いや江戸の時代にタイムスリップしたかのようなノスタルジックな雰囲気。歴史ある神様とレトロな駄菓子屋が同じ境内に共存しているというのも、ここならではの面白さだと感じました。

緑に囲まれた境内をゆっくり歩くだけで、心がすっと引き締まるような、心地よい緊張感のある素敵な空間でした。


4. 初めて訪れた「雑司ヶ谷霊園」が、最高の散策スポットだった

最後に訪れたのは、今回初めて足を運んだ「雑司ヶ谷霊園」です。

「霊園を散策?」と思われるかもしれませんが、ここは緑が豊かで、風が通り抜けて気持ちのいい場所です。

広く静かな敷地をのんびり歩いていると、途中で可愛い野良猫を発見。思わずカメラを向けて、写真に収めることができました。猫ものんびり過ごしたくなるくらい、穏やかな時間が流れています。

また、この雑司ヶ谷霊園には夏目漱石小泉八雲東條英機といった、教科書で誰もが一度は見聞きしたことがある著名な文化人・文豪たちのお墓もあります。歴史のロマンを感じながら静かに手を合わせることができ、思っていた以上に充実した時間を過ごせました。


まとめ:目白・雑司ヶ谷は「歩くほど楽しい」街

豊島区の「緑」と「歴史」と「美味しいもの」をぎゅっと詰め込んだ今回のお散歩ルート。

目白庭園の美しい緑に癒やされ、和菓子に喜び、鬼子母神堂と老舗駄菓子屋の歴史に触れ、雑司ヶ谷霊園で文豪たちの足跡をたどる……。遠出をしなくても、身近な場所でこれだけリフレッシュできるのは大きな発見でした。

これからの季節、天気の良い日にカメラを持ってぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。

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