※本記事の情報は2026年7月時点のものです。価格・機能・仕様は変更される場合があるため、購入前に各メーカー公式サイトでご確認ください。また、スマートリングの計測値は医療機器による診断の代替にはなりません。
「スマートリング、気になってるんだよね」
先日、職場の同僚にそう言われたのをきっかけに、私自身も気になり調べてみました。スマートウォッチはすでに持っているけれど、寝るときに外してしまうことが多く、肝心の睡眠データがうまく取れていない。「指輪型なら着けたまま眠れるかも」という期待もあって、市場に出ているモデルを一気に比べてみた。
スマートリングって何ができるの?
一言でいうと、指に装着する健康計測デバイスだ。心拍数・血中酸素・皮膚温・歩数・睡眠の質などを24時間継続して計測し、専用アプリで確認できる。
スマートウォッチとの一番の違いは「画面がない」こと。通知を受け取ったり時刻を確認したりする機能はない分、バッテリーが長持ちし、装着感が軽い。洗い物や入浴のたびに外す必要もなく、「つけっぱなしでいられる」のが最大の強みだ。
40代になって、疲れが抜けにくい・睡眠が浅い・なんとなく体調が優れないといった感覚を持つ人は少なくないと思う。そういった”見えない不調”を数字で可視化するツールとして、スマートリングは面白い選択肢になってきた。
2026年夏、日本で買えるモデルはどれ?
調べてみると、2026年時点で日本で入手できるスマートリングは思った以上に選択肢がある。大きく「健康計測特化型」と「決済特化型」に分かれるので、まずはここを押さえておきたい。
健康計測型(主要5モデル)
① RingConn Gen 3(2026年7月2日発売)
中国・深圳発ブランドRingConnの最新フラッグシップ。価格は5万9,800円〜6万1,800円(税込)。日本でのブランドアンバサダーはフィギュアスケーターの荒川静香さん。
最大の特徴は血管ヘルス傾向の可視化と振動アラート機能。心拍の変動や座りすぎをリングが小さく震えて知らせてくれる。会議中でも音を出さずに通知を受け取れるのが地味に便利だ。サブスクリプション不要(買い切り)で全機能が使え、睡眠時無呼吸モニタリング(AHI計測)にも対応。バッテリーは単体で最大14日、充電ケース併用で150日以上とも。

② シャープ「からだメイト Ring」(MH-R01)(2026年7月9日発売)
国内大手シャープが初めて手がけたスマートリング。価格は4万1,800円〜4万4,100円(税込、販路によって異なる)。カラーはシルバーとゴールドの2色。
横浜のスタートアップSOXAIのセンシング技術を核に採用しており、素材はチタニウム製で傷つきにくいコーティング済み。計測項目は心拍数・血中酸素・皮膚温度・歩数・活動量・睡眠状態。シャープの「からだメイト」アプリと連携し、有料の「からだメイト Plusプラン」(月額600円)では管理栄養士監修のアドバイスも受けられる。

③ SOXAI RING 2(2025年12月発売)
横浜発のヘルステックスタートアップSOXAIが手がける国産スマートリングの最新モデル。価格は3万9,980円(税込・買い切り)。カラーはシルバー・マットシルバー・マットブラック・ピンクゴールド・ゴールドの5色。
幅6.7mm・厚み2.7mmという世界最細クラスのスリム設計で、重量は約2.1〜2.7g。「からだメイト Ring」の中核にも採用されているSOXAI OSを搭載し、睡眠スコア・睡眠時無呼吸の傾向・心拍・皮膚温を計測。日本語サポートが手厚く、ヨドバシカメラ・ビックカメラなど実店舗でも試着・購入できる。シャープの量産技術支援を受けて品質管理も強化されている。

④ Oura Ring 5(2026年6月5日発売)
フィンランド発のスマートリング定番ブランドOuraの最新モデル。価格は6万5,800円〜8万1,800円(税込・カラーによって異なる)。従来モデル(Ring 4)から40%小型化し、幅6.09mm・厚み2.28mm・最軽量2gと「世界最小クラス」を謳う。
50以上の健康指標を計測でき、新機能「Health Radar」として血圧シグナルや夜間の呼吸モニタリングも搭載(日本での展開時期は未定)。バッテリーは最大9日間と前世代より改善した。計測精度への評価が高く、心拍数99%・睡眠段階95%の精度を訴求している。一方、全機能を使うには月額999円(年額1万1,800円)のサブスクリプションが必要な点は引き続き要注意。

⑤ Samsung Galaxy Ring(2025年2月・日本発売)
韓国Samsung製のスマートリングで、Galaxy端末との連携に強みを持つ。チタンフレームで10気圧防水対応、サブスク不要。
ただし、後継機「Galaxy Ring 2」が2027年初めに発売予定との報道があり、現行モデルは一部サイズ・カラーの生産が終了し在庫縮小が進んでいる状態だ。Galaxy Ring 2ではバッテリー改善(最大9〜10日)・薄型化・睡眠精度向上が予定されているとされる。Galaxy端末ユーザーで現行モデルへの購入を検討している方は、後継機の動向を確認してから判断するのがおすすめだ。
決済特化型(参考情報)
「スマートリングで改札を通れる」と思っている方がいるが、上記の健康計測型には決済機能はない。決済対応リングは別カテゴリになる。
EVERINGはVisaタッチプリペイド型で店舗決済に対応しているが、SuicaやPASMOは使えない(JR専用改札は非対応)。RINGO PAYは楽天Edy対応リング。いずれも健康計測機能はなく、「健康管理と決済を1本で」は2026年7月時点では実現していない。
Suica・PASMOで電車に乗りたいなら、Apple WatchやGalaxy Watch(日本モデル)などFeliCa対応のスマートウォッチが現実的な選択肢だ。
5モデル比較表
| 比較軸 | RingConn Gen 3 | からだメイト Ring | SOXAI RING 2 | Oura Ring 5 | Galaxy Ring |
|---|---|---|---|---|---|
| 発売 | 2026/7/2 | 2026/7/9 | 2025/12 | 2026/6/5 | 2025/2(日本) |
| 価格(税込) | 約6万円 | 約4.2〜4.4万円 | 約4万円 | 約6.6〜8.2万円 | 約6万円台 |
| サブスク | 不要 | 任意600円/月 | 不要 | 必要(999円/月) | 不要 |
| バッテリー | 最大14日 | 最大14日 | 最大14日 | 最大9日 | 最大7日 |
| 国産・メーカー | 香港(中国) | シャープ(国産) | SOXAI(国産) | フィンランド | 韓国 |
| 独自の強み | 血管ヘルス傾向・振動アラート | シャープ生態系・食事管理 | 世界最細クラス・日本語サポート | 40%小型化・高精度計測 | Galaxy連携・サブスク不要 |
| 注意点 | ー | ー | ー | サブスク必須 | 後継機が2027年初め予定 |
| Suica/PASMO | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
※価格・スペックは2026年7月時点。購入前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。
こんな人にはこのモデルを
サブスク不要でしっかり計測したい → RingConn Gen 3 または SOXAI RING 2
どちらも買い切り型で維持コストがかからない。機能の深さを求めるならGen 3、装着感の軽さと国産安心感を重視するならSOXAI RING 2。
初めてのスマートリング、シャープブランドで安心したい → からだメイト Ring
実店舗で購入でき、日本語サポートも手厚い。5モデル中最安水準で試しやすく、シャープの他の「からだメイト」デバイスと連携させたい人にも。
計測精度を最優先にしたい、世界最小の装着感を試したい → Oura Ring 5
Ring 4から40%薄くなり、存在感がさらに減った。サブスクコストを許容できるなら、現時点で最も洗練された選択肢。
AndroidユーザーでGalaxy端末を使っているが、後継機も視野に入れたい → Galaxy Ring(現行)またはGalaxy Ring 2待ち
現行モデルはサブスク不要でGalaxy連携が強み。ただし後継機が2027年初めに発売予定のため、急がないなら待つのも手だ。
まとめ:結局、私自身が気になったのはどれ?
正直なところ、睡眠データを手軽に取り始めるならSOXAI RING 2かからだメイト Ringがコスパ面では入りやすい。本格的な計測を月額なしで追いかけたいならRingConn Gen 3も魅力的だ。
まずはサイジングキット(各モデルで対応)でサイズ確認から始めるのが現実的だろう。スマートリングはサイズが合わないと計測精度が落ちるため、ここだけは焦らず確認したい。
「なんとなく体の変化が気になってきた」40代の一歩として、スマートリングはなかなかいい選択肢だと思っている。
※本記事の情報は2026年7月時点のものです。価格・仕様・サービス内容は変更になる場合があります。購入前に必ず各メーカーの公式サイトでご確認ください。スマートリングは医療機器ではなく、計測値は健康状態の傾向を把握するための参考情報です。医療上の診断・治療の判断には使用できません。体調の異変を感じた際は医療機関にご相談ください。



